治療体験記 術前

社会人の顎変形症治療(心持)

雑記のイメージ

手術一カ月前に迫る

延期した手術がついに来月に迫ってきました。気づけば、手術まで一カ月と数日ほど。手術前のCT検査や、手術用矯正器具装着など、いくつかの予定がすでに決まる中、会社にはきちんと予定を伝えなければいけません

すでに手術の予定は伝えていますが、一カ月前にもなるため、再度予定を共有し話してきました。

今後数日の通院関係の有給取得と、入院による一週間~二週間休む必要があります。これは病院の方針にも左右はされますが、基本一週間ほどは入院が必要となります。

有休は当然の権利と分かっていても

有休って数日は取れても、一週間丸々となるとなんだか取りずらいです。正直に、「病気による入院するので休ませて頂きたい」のような希望は気持ち的に言いずらかったです。

大抵業務は分担していますから、一人の欠損は誰かが補うもの。有休をとったとしても仕事の数は変わりませんから、当然分担していた母数となる従業員一人の業務量は増えるわけです。

そうなると簡単には有休はとれませんよね...。

でもそんなこと言ってられません。あなたの人生が掛かっている一大事です。

他人の、所詮一時的な業務増加に、心を痛める必要なんてないのです

自分本位の考え方

有休は企業で働く従業員に平等に与えられた権利です。労働法により、有休の申告を受ければ会社側は原則拒否することはできません。

そして、労働は健康が資本であり、大前提です。他人に礼儀を尽くす、業務改善を実施するなど、社会人として仕事で求められるすべての事項は、健康に先行しません。なぜなら、健康状態が悪ければ働けないからです。

顎変形症は病気です。保険治療として国が認めており生活において大きな障害となる病気であると位置づけられています。

風邪などの軽度なものから、がん等、病気になれば当然療養に力を注ぐ必要があります。その療養は、患者が抱える症状の重篤の度合いにより、より多くの資源を投入する必要があるのです。

そして顎変形症は、骨格的な顎骨の変形による、噛み合わせ悪化による機能的面骨格の歪みによる審美的面の双方に影響を与えます。

毎日使う顎の変形により、食べ物は噛みづらくなります。また、不正咬合による一部の歯へ蓄積された負担がかかることで、歯の寿命の短縮にもつながります。

そして、顔が歪むことは自身の容姿に対してある種のコンプレックスにもつながり、精神的な安定を揺るがします

これらの影響は、

①食事に関わることから毎日もたらされ、

②食事、他人との会話など生活中中でもたらされる不可避

という2つの特徴を持つ問題です。

食事という生きるための行動や、人との交流においても影響があることを考えれば、顎変形症による影響は計り知れないと思います。

だからこそ、有休を取ることを悩まず、治療を優先にしましょう。時にそれは自分本位の考え方にもなりますが、顎変形症は上記のような障害をもたらす病気なのです。

新卒の方や、社会人の方など担当の仕事がある方にとっては、簡単には治療したいとは声を上げられないかもしれません。

しかし、病気になり休みをいただくように、顎変形症の治療のために休んで当然なのです

もちろん、症状など病気の深刻さには大きな違いがあり、病気というくくりで捉えることは間違っています。

しかし、従業員の働くことの土台となる健康に、影響を与えるという意味では、当然治すべきであり、治療による利益は会社にとってもあると言えます。

治療をすることで自身にとって、そして会社にとっても有益になることを考えれば、有休を取る取らないという迷いの気持ちは必要のない考えと言えます。病気で悩んでいるのであれば治療に集中し、顎変形症を克服のために頑張りましょう!

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