治療体験記 術後

術後2週間(8~14日後)

雑記のイメージ

術後から2週間がたちました。術後8日から14日の1週間についての状況報告です。主な出来事は抜糸、右頬の腫れの正体判明です。2週間の期間で印象的なのは、就寝前後の痛みが強くなることと、腫れが全く引かないことです。

8日目

朝がやはり腫れている感覚がすごいです。全部の顔が突っ張っているような感覚で、実際に貼れています。おそらくむくみの影響です。

感覚ですが、笑った時に上唇の裏側が矯正装置に当たる感覚が戻ってきました。今までは動かせず、また麻痺もあったので、何も感じませんでしたが、口の筋肉も動かせるようになってきており改善しているようです。口も横に広げやすくなりました。(鼻のツッパリが痛く笑えませんが。)口は指2本分しか開きません。

昼後、上唇の出血が止まりません。塗ってある箇所が傷口を開いてしまい血が出ています。ある程度口を動かせるようになり、家でいろいろ食べようとした結果、傷口が開いてしまったようです。また、矯正のワイヤが刺さっていたい。

これのせいで今までで一番食べ物が食べずらくなりました。一応おかゆですが、おかずは噛まないとなので噛もうとしますが痛くて、少しだけ噛んで飲み込んでしまいます。消化にも悪いので、はやり術後は噛まなくてもよい食事をお勧めします。

9日目

腫れは変わりません。左の頬の塊のようなものが全然引かず、大丈夫なのか心配になります。

赤い箇所が塊のような部分です。筋肉が固まったような感触で、笑いにくさなどがあります。

昼ぐらいになると、少しだけ左頬の腫れが改善した感覚です。明らかに弾力が増えた感じがあります。術後の腫れぼったいときの固さがほぐれ、頬のらしくなっています。ただ、右のふくらみが全く改善していません。

また、術後1週間くらいからある下顎のジーンという痛みが強いです。フニャフニャするような感覚と、若干の痛みがずっと続いています。

歯の感覚も多少戻り、カチカチ歯を噛むと噛んでいる感覚が少しわかるようになりました。一方でまだうまく噛めない為、食べ物も柔らかいものしか食べられません。

10日目

腫れは変わらず、起床後は特に腫れがすごいです。朝早い方は、むくみが大変かと思います。また、朝すぐに起きれなくなりました。

術前と比べ、朝の眠さと気力の無さが大きく、すぐに起床が難しいです。多少気持ちの問題もあるかもしれませんが、明らかにすぐに起きることが難しくなっています。仕事で朝早い場合は、術前のようにはいかないかもしれません。

夕飯を食べて寝る際、右奥歯が非常に痛みます。これまでに感じたことはありませんでした。非常に痛く、うまく寝られません。神経の回復なのでしょうか。(後にこれは食べ物が詰まっていた影響だとわかります。マジで術後は歯磨きを徹底してください。)

11日目

新しい1週間が始まり、仕事も再開です。。。もちろん出社できる状態ではない為、在宅での勤務となります。正直、根性があれば出社はできるかと思います。ですが、術後の療養期間で家にこもるだけの生活により、体力の衰えがすさまじいです(散歩するだけで結構息が上がり疲れました)。

また、朝の起床も困難で、通勤の時間までに起きれる状態ではないです。口の中も縫われている状態で、うまく話せなかったり、大体の患者さんはゴムかけをしていて口をうまく動かせないので、ずっと話すことも難しいです(簡単な会話なら全然できると思います)。

12日目

この日は残った糸の抜糸です。1週間前の拷問が記憶としてよみがえります。ただ、腫れも少しマシになってきました。上顎の唇が動かしやすくなり、上の歯も少しだけ見えるようになりました。

抜糸の結果は、ちょっと痛い程度でした。1週間前と比べると涙が出るほど余裕でした。本当になぜ前回苦しみながら抜糸したのか訳が分かりません。

そして、術後1カ月の経過観察のためCT等を取るための予約をしました。術後は、抜糸を含め定期的な診察があるようです。

13日目

相変わらず、寝起きは顎が痛いです。首を動かそうとすると、顎が痛いです。首だけで頭を持ち上げると顎が痛むため、横向きから起こしたり、手で頭を持ったりして起きます。

下顎の神経がずっとジーンという感覚が続いています。若干仕事に集中しずらいです。

14日目

左頬のふくらみの正体がわかりました。おそらく、副鼻腔炎で、血や膿のようなものが塊の正体でした。

塊を少し押してみると、喉に血液が混じった淡が流れていきます。どうやら鼻の横にある空間にたまっているようです。(鼻の周りには大きく4つの空間があるらしいです)

風邪をひく理由|インフルエンザとは?|アレルギー性鼻炎とは? | 子供の疑問、大人も疑問… (kodomonogimon-otonamogimon.com)から抜粋

原因はわかりましたが、この塊、やばいほど臭うのです。これまで嗅いだことがない、何か腐った生き物のようななんとも表現しづらい、とにかく臭いにおいなのです。

鼻の奥から出てくるため、常に臭います。歩いた際の少しの風が鼻に入っただけで、臭います。においを感じる場所そのものがにおいのもとになってしまっているのです。

これが、塊の部分を圧迫するなどするたびに、喉に排出され、そのたび顔をしかめるようなにおいが鼻を満たします。

対処法はうがいしまくることです。このにおいのもとは、淡のように粘性があり喉にとどまり、悪臭を放ちます。うがいをすることで、喉から排出しにおいもとることができます。とはいっても、定期的に喉に排出されるので、そのたびにうがいを繰り返さなければいけません。

これは仕事をやっていると本当に障害だと思います。定期的にうがいをする必要がありますし、また、周りにも臭っていたらと思うと全く集中できません。

ネットを見ると同じような症状を訴える例があまり見られませんでしたが、美容整形などで上顎を処置した際は副鼻腔炎になる方もいるそうです。

見た目的には何の影響もないのですが、耐えられないにおいが定期的に来ます。顎変形症後の方は、話せない、食べれない以外に、臭いという理由からも働くことは難しいと思います。

なんだか噛み合わせがなぁ...

手術からだいぶ時間が経ち、だいぶ慣れたと同時に、不安感が高まっています。

若干ですが開口の症状が復活してきました。それでいて、頬の筋肉がつかれる。まさに術前と同じ状況です。

現在術後からゴムかけをしていません。これは担当医によって、必要ないと判断されたためです。食事外でつけるゴムがないことは、うれしいと感じ、少し不安でしたが医師の言葉通りにいらないと信じていました。

矯正医も同様の見解を示し、現在ゴムかけはしていません。

にもかかわらず、結局奥歯だけが当たり始めてきました。これのせいで、精神もイラつきや噛み合わせのことを考えたりで、集中できなかったり、やる気が落ちるなどなんか若干鬱のような感じになっています。開口の方は、後戻りの確立が高いことは聞いていましたが、にしても短期間で戻っているのは、心配にならざる負えません。

噛み合わせの悪さは、精神にも影響をきたすといいますが、術後噛み合わせが再度悪化を経験し、その影響を確信しています。だからこそ顎変形症は、見た目では見えない大きな影響を持つ病気なのです。

医師への不満や、食べづらさ、後戻りでどうなるのかなど不安などマイナスな思いが沸き立ちます。とりあえず、術後矯正によって改善していくと信じていきます。

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