プレート除去手術後1か月と1週間比較
最初の顎変形症手術と比べて、術後一週間でも腫れはあまりありませんでしたが、1か月経つとほぼ元通りになりました。

じっと見ると少し顔が右に歪んでいる感があります。術前には大きかったゆがみですが、まあ完全にはなくなりません。むしろ歪んでいない人は珍しいものです。これはベテランの医師が口にしていました。とはいえ、一度ゆがみの悩みに囚われると気にせずにはいられないのですよね。顎変形症手術前は、顔のゆがみを自覚してうまく笑えないことが多かったです。
ただ見返せばそんなに歪んでいなかったようにも思います。悩む方にとって悩みを無視するのは難しいですが、他人から見た顔のゆがみはあなたが思うほど大きくなく、誰も気にしていない物です。
ちなみに、顎変形症手術1か月後の写真とも比べました。一回目でも1か月経つと腫れは引いています。ただ骨を骨折しているだけあって、完全には腫れは引いていないことが分かります。プレート除去手術が楽といわれるのは、プレート除去するだけで後は大きな処置をしないためですが、顔の腫れ具合も比例しています。

鼻の変化
顎変形症手術1か月後(左)とプレート除去手術1か月後(右)を比較しました。ほぼ変化はありません。一番最初の顎変形症手術から約2年たち、ほぼ変化がないことを考えると、顎変形症手術から約1か月後から鼻の変形はないと言ってよいと思います。
上顎手術時には鼻を吸収性の糸で縫われます。これが解けた際に鼻が広がるのではという懸念があると思われますが、私の場合は何も起きませんでした。

最初は鼻のツッパリがひどく、まさに糸で形成されている感覚で糸が緩んだら鼻が広がるのではと不安でした。数か月すると糸の感覚はなくなり、筋肉も元の部分に修復して定着するようです。
最初の術後は外出もしていない為、あまり笑ったりして鼻の筋肉を動かすようなことはしていませんでした。YouTubeの顎変形症手術体験者の動画で術後はあまり笑わないようにしていた方がいました。術後に大きく笑ったりすると鼻の広がりに問題があるのか、検証できればよかったですが、術後は半強制的に人と話せなくなり、自ずと笑う機会も減るので大きく心配する必要はないように思います。
一つ検証できたことといえば、どのくらい糸が頑丈かです。術後に矯正器具が外れたため、付けに行きました。腫れがピークでしかも奥歯に器具を付ける必要があるため、口を大きく開ける必要がありました。もちろん腫れが大きいため口が開くわけなく、それを強引にこじ開けようとする為口を大きく広げられて、鼻の糸がはちきれそうで鼻の部分がとても痛かったです。かなり鼻を引っ張られましたが、糸が切れたり、筋肉が広がったりすることはありませんでした。
最初の手術後にある顎の麻痺
顎変形症手術の後、左顎の一部にまひが残りました。当時の術後は感覚がまるでなく、周りはしびれて動かしにくい状態でした。それからプレート除去手術をして、約2年たちましたが、現在もマヒがあります。当時よりはだいぶましになり回復はしている印象ですが、何もない状態には戻らないような感じがしています。
まあ気にしなければ何もないような感じですが、話すときなど口を動かすときはやはり変な感覚は常にあります。ただ2年間で日に日にましにはなっているので、経過を見守りたいと思います。
プレート除去手術では、下顎の切除は最小限に済むため、麻痺の悪化や発現はありません。
噛み合わせ
なんと噛み合わせは良いとは言えない状況です。前歯の上下の前後の隙間があり、なおかつ多少正中線がずれています。顎変形症手術の際も前歯の歯並びが若干がずれたまま実施しましたので当然ではありますがそれにしても噛み合わせがきちんと合わないのはかなり複雑な気分です。通常術後はかみ合うのが普通ですが、まだかみ合わないのは術前の状態が完全ではなかったからでしょう。私の場合1年で手術だったので、医者はある程度並んでいる状態で早く手術を受ける治療方針を採用したようですが、早くかみ合わせが治ってほしいものです。
手術を早く受けられるのは術前矯正の時期を短くできたり、治療計画と生活設計がしやすい利点がありますが、術後のかみ合わせはその分かみ合わない可能性が高いと思った方がいいです。