治療体験記 術後

術後約9か月(プレート除去日決定)

雑記のイメージ

顔貌の変化

手術から約9か月たちました。

術後半年の記事で書いた通り、顔の変化はほとんどありません。腫れが引いて以降は顔の変化はほとんどないと考えて良いと思います。

多少画像の大きさで違いがありますが、ぱっと見る限りはほとんど変わりはありません。ただ後述しますが、たるみがあったのだなと写真を見返して分かります。開校を直すとなると、皮膚のあまりは避けられないのでしょうね。

見た目はいいとしても、手術による顎の麻痺や歯茎下がりなど副作用に思うところはあり、改善を願うばかりです。

プレート除去日の決定

プレート除去手術の予定日が決まりました。

最初の手術と全く同じ7月17日に手術予定です。病院の都合や他の緊急的な手術などの予定がない限りは、今回決めた日に手術となります。

診断では、神経の確認と傷口の確認を行いました。神経の回復度合いを測る際、細い針のようなものを患部に当てて神経の状態を確かめます。触れた感覚があれば手を上げるアナログな診断方法です。

術後半年では左下の顎の部分が感覚があまりなく、細い針でも触れている感覚が分からない状態でした。今回は触れている感覚が分かるようになっており、神経の回復は順調のようです。

また、傷口についても良好とのことで、自分で見ても非常にきれいな状態で回復しているのが分かります。

約9か月がたち神経がある程度回復傾向にあるのですが、またプレート除去となると神経が傷つくのでしょうか。少し心配です。

術後の新たな悩み

おそらく元々あったのですが、術後7か月くらいから新たに2つの困りごとが増えました。頬のたるみと、口が開いてしまうことです。

開校の治療で顎が物理的に短くなりましたが、元々のほほの量自体に変わりはありません。骨によって伸ばされていた部分がたわむ為、口周りの腫れぼったい感がすごく気になります。

術後の腫れを引いたときの写真を比べると実は大きな変化はなく、実は当時からたるみはあったようです。それが半年後になってたるみの困りごとが出てきたのは、おそらく顎周りの神経が回復し当時とは違うほほのあまり具合が感じられるようになったからでしょう。顎変形症で顎を挙上する場合のリスクとしてたるみがありますが、神経が回復しだすと余計に気になるようになる症状だと思います。

また口が開いてしまう症状も出てきました。元々開港で口はあいていた記憶ですが、術後に比べてここ8ヶ月目くらいで特に開くようになったような、これも神経が回復したことによる感覚なのかもしれませんが悩みの種です。

特に寝るときは勝手に開いてしまいます。口の乾燥は虫歯等のリスクにつながるため、何とか閉じてくれない物かと願うばかりです。

このことを医師に聞くと、元々開港で、手術もあって口の筋肉が衰えているのではとのことでした。むしろ口が開く為閉じようと口周りの筋肉が発達しているのが自分の感覚なのですが、衰えもあるのでしょうかね。医者からは口を動かしたりするように言われました。

笑顔で毎日過ごしていきたいですね。

治療と妥協

顎変形症手術を受けられる場合、必要なのはある程度の妥協です。いくつかの記事でも紹介しましたが、多かれ少なかれ手術による副作用は発生します。

けれど手術の副作用はおそらく改善はしても完治は難しいものばかりです。(神経や歯肉、たるみなど)

開校の手術で上下顎を手術する場合は様々なリスクがありますが、私のように術後腫れや神経が回復してくると新たに気になってくる箇所が出てくる可能性があります。

私の場合、噛み合わせはかなり良くなり、当時のかみ合わないという常時感じていたストレスはなくなったといっていいと思います。

それに伴い、顎関節症もほとんどなくなり、顎の骨が鳴る症状もほとんどでなくなりました。毎日悩んでいた当時からしたら現状の状態は理想であるはずですが、悩みが消えれば悩みが新たに表れる物です。

どこかで妥協をし、起きてしまったことはある程度は仕方ない。完治は難しいかもしれないが、ある程度改善したらよいな。というような考え方が、顎変形症手術を考えている方にとって必要な心持だと思います。

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